【映像’18~バッシング】科研費の闇と、その用途。杉田水脈議員へのアドバイス

科研費

杉田水脈議員が、反日的研究に公費(科研費)が使われていることを非難し、「学問の自由」が議論されるようになりました。

過日、この問題を取り上げた「映像’18~バッシング」が放映され、色々と思う所がありましたので雑感を残しておきたいと思います。

まず、科研費とは、国内の研究機関(大学や研究所など)に所属している研究者が応募可能な競争的資金の一つであり、文系の場合には次の特徴があります。

  • 応募書類は、複数人の専門家により審査される。応募書類はA4用紙10枚程度。
  • 倍率は2倍から3倍。
  • 最も一般的な「基盤研究C」は、年額100万前後で3~5年程度の支給になる場合が多い。番組内で取り上げられた牟田氏の「基盤研究B」は、それよりも金額が大きくなるが共同研究となる場合が多い。
  • 研究成果は原則公開(KAKENのHPで確認可能)。
  • 使用ルールや不正使用チェックは、基本的に研究機関ごとに定められている。
  • 少額であっても決済に領収書は必須。政治資金よりも遥にルールは厳しい。
  • 決済の細目は非公開。

研究の自由と、国益とは何か

杉田議員を中心とする保守論壇は、「慰安婦問題」「琉球独立」などの研究に公的資金が使われることを反日的と言っています。

しかし権力に対し不都合な内容の研究にも公費が支払われているということは国家が健全な証拠でしょう。どのような場合でも、自己検証や自己批判は必要なものです。

よって国家や権力の方針に合致した研究しか認めないという姿勢こそが、国益に反していると断言したい。こんなことは一般常識があれば誰でもわかることの筈なのですが…。

むしろ科研費の精神に沿わない利用を叩くべし

ただし科研費については、思う所が色々ありますので、その問題点をいくつか指摘してきたいです。

先に述べましたが、科研費の使用ルールや不正使用チェックは基本的に各研究機関に委ねられています。ルールというのは抜け穴を探せばいくらでもあります。よって本来の精神に沿わない科研費使用が多々見られます。またそのような利用が「不正」に該当するのかどうかも、専門性という壁によって阻まれてしまうことが多いです。

たとえば、カント哲学の専門家が、女性グラビア写真集を科研費で買うことも可能です。「女性グラビア写真集のキャッチフレーズにおける、カント哲学の表象現象の調査」とか幾らでも理由をこじつけられるからです。しかも「専門性」という壁があるため、一般事務職員などがその利用が不正であるか否かを判断できません。

このような盲点を突いて、科研費の精神に沿わない使用というのはまま見られます。というのも、科研費の支給額と研究成果については原則公開ですが、その利用細目については公開されないので、各研究者はルールの範囲内でかなり自由に使っているからです。

また科研費の使用者と、チェックする側が同じ研究機関であるため、どうしても管理が甘くなり、問題的であっても外に出ないように隠す傾向があります。

杉田氏へのアドバイス(?)

ゆえに杉田氏など保守界隈が科研費を攻撃するならば、各大学から科研費の使用明細を入手し、そこに「本来の精神に沿わない使用」がないか調査すべきです。

なぜなら「慰安婦問題の研究がケシカラン!」などと言うよりも「慰安婦問題の研究なのに、公費でエロ本買っていた」ことを証明した方がよほど国民の理解が得られるからです。

私が杉田氏側の人間ならばそうします。私は杉田氏を応援しているわけではありませんが、科研費の「本来の精神に沿わない使用」はかなり目につくので。



5 件のコメント

    • 日本が米英仏などと戦った先の大戦は、
      我が国が世界に訴えていた「人種平等」実現のための、
      アジアを植民地支配から開放するための戦いだった――と言ってる人がいますよ?
      日本は「人種・民族差別をしない国だった」のだとか。
      そのようなご先祖様たちから見れば貴方は何と嘆かわしいヘイトな【非国民】であることか!!
      シベリア抑留100万年の刑にしてやりたい(笑)

      以下、管理人様へ
      × A4容姿10枚程度
      ○ A4用紙10枚程度

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