【谷田川惣vs津原泰水③】まさかの谷田川惣が、津原泰水に勝利宣言!【日本国紀論争番外編】

承前

*これまで二本の記事を通して、谷田川惣vs津原泰水を当ブログは追ってきました。仔細をご存じない方は先に以下の記事を参照ください。

とうとう回答

さてこれまでに谷田川氏は、津原泰水氏から次のような質問受けていました。

これに対する回答を何故か出し渋っていた谷田川氏ですが、一晩明けてようやく回答。

やっぱり「育鵬社歴史教科書裁判」の判例を誤解しているようです。この事件は、歴史教科書A⇒歴史教科書Bという剽窃関係が認められたにもかかわらず、歴史教科書は個人の創作ではなく歴史的事実を述べたものだから歴史教科書Aに著作権(創作性)が認められなかったという事件です。

ここで問題となるのは、これはあくまで「歴史教科書」に関する判例であって、今回の様な文芸書には該当しない点です。また『日本国紀』には新聞に掲載された古典意訳など創作物も引用されていますので、「育鵬社歴史教科書裁判」を持ち出して『日本国紀』のコピペ問題を論ずることが妥当でないことは明白です。

当初の自分のツイートすら忘れる

そしてこの回答は、何より自身の発言とさえ著しく矛盾しています。事の発端となったツイートには次のようにあります。

つまり、当初、谷田川氏は、①本当にコピーしてペーストしたものでなければ、著作権侵害には当たららない判例があり、②そうでないものをコピペとして宣伝し訴えられた場合、かなりの確率で損害賠償が請求されると主張していました。

にもかかわらず、今回、「答え合わせ」と称して谷田川氏が提示した「育鵬社歴史教科書裁判」の判例は、単に「歴史教科書は歴史的事実を説明したもので、創作性がないから、著作権は認められない」というものに過ぎないので、①の要件を満たしていません。

加えて「育鵬社歴史教科書裁判」では、コピペされた原告側は、コピペした被告側を「コピペ教科書」と宣伝しました。しかし公訴棄却(原告敗訴)となっても、被告側が原告側に「コピペ教科書と誹謗された!」などと損害賠償を請求してはいません。故に②の要件も満たしていません。

何故か自信満々の谷田川氏、殺到する非難

このように谷田川氏の「答え合わせ」は、全くをもって頓珍漢な回答であることは明確でしょう。しかし当の谷田川氏は自信満々。

当然、意味不明すぎて非難と嘲笑のコメントが殺到します。例えば次のようなもの。

いや、ほんと何というか同感です…。

逆ギレ精神マウンティング

当然こんな回答に、対論者の津原泰水氏が納得するはずもなく、質問に率直に答えろと要求。

いやはや論点は最初から明確な訳ですが、何故かの二点については回答を避ける谷田川氏。次のように逆ギレ。

いやいや、だからその判決は全く「本当にコピーしてペーストしたものでなければ、著作権侵害には当たらない」ことの証明になっていないだろうと。国語力がないと判断せざるを得ないのは谷田川氏の方でしょう(笑)

この後、津原泰水氏は、自身が既に提示した二点に率直に答えるようにもう一度要求するのですが、その反応もまた酷い。

……。こういう精神的マウンティングを始めているようではお先が知れるわけですが、本当にヤバイのがどっちなのか皆さんからのコメントを見れば明らかです。

コメントからも明らかにように、解ってない(解ろうとしないのは)谷田川氏だけなんですよね…。

弁護は続く何処までも

谷田川氏が論証に失敗しているのは火を見るより明らかなのですが、谷田川氏は自身の誤りを認めることなく、なぜか「育鵬社歴史教科書裁判」の解説を始めます。

どうして自分で書いていながら、「育鵬社歴史教科書裁判」が一般書である『日本国紀』のコピペ問題を考察するのに相応しくないこと、そして焦点となっている「①本当にコピーしてペーストしたものでなければ、著作権侵害には当たららない判例があり、②そうでないものをコピペを宣伝し訴えられた場合、かなりの確率で損害賠償が請求される」ということと無関係であると気が付かないのでしょうか?不思議でなりません。

当然、こんな意味不明な説明に納得できるわけなく、非難と嘲笑どころか、今度は憐みのコメントまでが殺到。

「私はニュートラルでありたい」等と意味不明なことを供述しており(略

このような殺伐としたコメントに心を痛めたのか、突然、谷田川氏はさらに意味不明瞭なことを話し出します。

素直に謝った方が楽になるよ、とこれほど思ったことはナカナカ有りません、意味不明な発言が続いたため、むしろ呆れたというコメントが目立つように。

論点をずらした箇所では議論する谷田川氏

津原氏もかなり呆れながらも次の二点について明確に答えるように再び要求。

しかし谷田川氏は、この二点について回答を徹底して回避するのに、違うリプに対して噛みつきます。

なぜ谷田川氏は、このように論点をずらして語りたがるのか、私は次のように推測しています。

  1. おそらく当初、谷田川氏は「育鵬社歴史教科書裁判」をよく知らないまま、適当に「コピペとは、本当にコピーしてペーストしたものでなければ著作権侵害には当たらないという判例があった」と知ったかツイートしてしまった。
  2. しかし後からその裁判を調べると、実際にはそんな内容の判例ではなく、「歴史教科書は歴史的事実を述べたものであるから著作権がない。そのため無断引用・改変しても著作権侵害にはならない」ということでしかなかった。
  3. ゆえに「答え合わせ」では、求められていた質問に回答できないため、後から知った知識を語ることで誤魔化そうとした

おそらく、こんなところではないかと思います。故に津原氏への回答は、すべて論点がずれています。例えば次のようなもの。

何れのツイートも。津原氏が回答を求めていた質問に答えるものではありません。さすがに呆れ果てたのか、津原氏も最後に次のようにツイート。

もちろんこの質問に谷田川氏が答えることはありません(できません)。しかし谷田川氏が敗北を認めるわけもなく、最後はやはり精神マウンティングで反撃。

予想通り過ぎる結果って、おまえがな(笑)

負け犬程よく吠えると言いますが、これが彼なりの勝利宣言なのでしょう。

兵どもが夢のあと

以上をもって谷田川氏と津原氏のやり取りは終了しました。議論は白熱し多くのコメントが寄せられましたが、そのほとんどが谷田川氏への批判・呆れ・憐憫であり、擁護する声はほとんど聞かれず、谷田川氏のフォロワー4600人は沈黙を守り続けました。この事実こそが、この勝敗を客観的に物語っているのではないでしょうか(Botフォロワーなのかもしれませんが)。

私がこのやり取りを通して皆さんに知って欲しいことは、保守論壇と言われる連中がどれだけ非論理的で、適当で、欺瞞的で、無責任で、無反省かということです。保守が目指す「日本人の美しい心」に最も反しているのは保守論壇なのかもしれません。

最後にこの勝負を見て呟かれたコメントをいくつか紹介します。

ほんと、自分の誤りを認められないとは情けない奴です。

【後日談】

【まとめ】百田尚樹『日本国紀』(幻冬舎, 2018)の関連記事まとめ

2018.11.17

【日本コピペ紀】Wikipediaやウェブサイトなどとの類似表現報告まとめ【日の丸すら】

2018.11.16

5 件のコメント

  • 今は可哀想になる程、追い詰められてる様です。
    ネット社会は怖いと常々思ってましたが大言壮語した、自己責任なんでしょうか

    • 一言「勘違いしていた。すいませんでした」と言えば済むことではないかと思います。自分の間違いを認めることも謝罪もできないという、保守論壇の一番悪いところが現れてしまったと思います。

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