谷田川惣氏、『日本国紀』の「男系」記述箇所を「痛恨のミス」と認める

かんしゅうしゃ谷田川惣

監修したけど「監修者」ではないというポストモダン哲学を披見することで「監修者疑惑」に決着をつけた「かんしゅうしゃ」谷田川惣氏。

谷田川氏自身の告白によれば、その監修内容は「特に天皇の歴史を中心に、自分との見解の違い、学説の解説、事実関係の問題点、日本国の歴史の見せ方」などについてだったそうです。

しかしそうなると、当初問題となった「男系=父親が天皇」という『日本国紀』の著しい勘違いについて谷田川氏はどの様に監修していたのかということが問題となります。「男系」に関する定義は保守論壇において基本中の基本であるため、これすら間違えてしまうというのは本書の杜撰さを象徴しているからです。

『日本国紀』「男系誤謬説」への誤解を糺す

2018.11.12

「痛恨のミス」と認めるのに「説明は問題がない」という不可解な主張

この問題について谷田川氏に問い合わせた方がいらっしゃいました。次のように質問し、回答を得ています。

この「男系=父親が天皇」という誤った定義を指摘できなかったことが「痛恨のミス」であると認めています。やはり谷田川氏にとってもこの箇所は誤りでしかなかった、ということでしょう。しかし「痛恨のミス」と認めているのに「男系の説明は問題がないと認識している」など不可解なことも言っています。「痛恨のミス」ならば説明に問題があったことを素直に認めるべきではないでしょうか。

また、「男系=父親が天皇」の誤りを指摘することは校正ではなく、監修の役割であると私は考えていますので、こんな根本的な錯誤すら指摘できなかった谷田川氏の監修能力は全く信頼がおけないことがよく解ります。この点において百田先生は全くの不幸であり、他の人に監修を依頼すべきだったでしょう。

「男系」のミスは有本氏も認めており、重版で対応と明言

また、百田氏はこの「男系=父親が天皇」の問題的記述について何らコメントしていませんでしたが、谷田川氏によれば、有本氏はこのミスを認めて謝罪しており、重版において対応されるであろうと述べています。

この有本氏の謝罪とは次のツイートです。

この有本氏のツイートでは具体的な校正ミスの内容については触れられていませんでした。しかし谷田川氏の理解によれば、「男系=父親が天皇」という間違いは、この校正ミスの内に入り、監修した自分の責任ではないと言うことでしょう。

まとめ

今回の谷田川氏のツイートから、当方が当初から指摘してきた「男系=父親が天皇」のミスが、監修した谷田川氏が指摘しそびれた「痛恨のミス」であることが解りました。いわば、当方の指摘の真正性を谷田川氏が認めたことになります。そしてこんな基本的な記述すら見落とした谷田川氏の監修能力には疑問符を付けざるを得ないでしょう。

また「男系=父親が天皇」という問題的記述は、監修と校正によって生まれた者ではない以上、その著者である百田尚樹氏にその原因があると認められます。つまり、百田氏は男系の意味すら理解できていなかったということです。

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1 個のコメント

  • はじめまして。父が天皇でない女性天皇は、皇極(斉明)、元正と二人いますね。言い訳のツイートまで間違えていますね。

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