【日本国紀】幻冬舎への公開質問状【百田尚樹】

日本国紀問題の節目

昨日、『日本国紀』のコピペ問題などについて、著者の百田尚樹氏がWikipedia引用を認め、さらに編集の有本香氏が「私含む編集側の校正ミスがあったことは読者の皆様にお詫び申し上げます」と述べて謝罪しました。

このように、これまでネット上で騒がれていた『日本国紀』に関する問題点指摘の妥当性が、公式サイドからも認められたことになります。これは『日本国紀』問題を追及していくうえで大きな節目を迎えたことになると思われます。

これを受けて本ブログでは、幻冬舎に以下の公開質問状を送付しました。幻冬舎の真摯な回答が得られることを願います。

公開質問状本文

幻冬舎 担当者様

突然のメール失礼いたします。私はウェブサイト「論壇net」(rondan.net)を主宰しています「ろだん」と申します。この度は御社から刊行されました『日本国紀』について伺いたくメールさせていただきました。私自身、購入して読みましたがその内容の杜撰さに驚かされ、御社の出版体制に危機感を覚えました。以下の疑問点にお答えいただければ幸甚です。

  1. ツイッター上で、監修者の一人、谷田川惣氏が監修してなかった旨の発言をしています(参照リンク①参照リンク②)。これが事実であるとすれば、「名義貸し」「ギフトオーサーシップ」に該当する恐れがあり、本書の誠実さに疑義を抱かせる重大問題です。これに関する御社の見解はいかがでしょう?
  2. 昨日、『日本国紀』著者の百田尚樹氏が、Youtubeおよびツイッター上で、自著においてWikipediaからの引用がある旨を認められました(参照リンク①参照リンク②)。すでにネット上などで『日本国紀』には、Wikipediaのみならず様々な媒体からの逐語的引用・改変が確認されますが、そのいずれにも参照元は明記されていません(参照リンク)。これらの引用・改変箇所は、著作権侵害・ライセンス違反に該当する可能性が考えられますが御社の見解はいかがでしょうか?
  3. 昨日、編集者の有本香氏が、ツイッター上で「私含む編集側の校正ミスがあったことは読者の皆様にお詫び申し上げます」とコメントされました(参照リンク)。ところが「校正ミス」の内容が明示されていないため、何について謝罪されているのかよく解りません。有本氏が謝罪された『日本国紀』の編集側の校正ミスの詳細をお教えください。
  4. このように軽重様々な問題点が『日本国紀』の中に確認されています。御社の出版責任はどの様に果たされるおつもりでしょうか? 今後、幻冬舎から正式なコメント・対応が発表されることを期待してよろしいのでしょうか?

以上の点につきまして回答よろしくお願いいたします。回答の期限は11/23の21:00までと定めさせていただきたく存じます。なお、本質問状はウェブサイト上にて公開さていただきます。お忙しいところ恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。

論壇net 主宰者 ろだん

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3 件のコメント

  •  取り敢えず、基本的に、編集が手配した宇予君ライターのアンカーを不見識で杜撰な戯作者が挑発的に且つ賢しらぶって纏めた代物と見做せば、良い訳ですね。 企画其の物が編集者主導で、報酬も然る事乍、原資料或は其の翻刻乃至活字化に当たる習慣を有って居るライターが編集者周辺に不在だったのでしょう。 受験屋に監修を頼んで、流石に業界ですら生きていけなく成ると、後退り辞退されたのは、心温まるエピソードと云えましょう。

  • 幻冬舎系には総じて鼻をつまみたくなる臭さがある。。
    見城徹、百田、秋元康、茂木健一郎、ひろゆき、ホリエモン、西野亮廣、サイバーエージェント、、

  • 幻冬舎は、この公開質問状をほっかむりできるとおもっているのでしょうか。またこの無断引用本を書店から引き上げることなどまったく検討していないのでしょうか。もしそうなら、幻冬舎および見城氏は、「文学者」が他者の著者からの盗用や無断引用などしてもお構いなしの出版社、編集の倫理なき出版社ということになり、そのような行為に対しての何か発言する権利を自らなくすことになります。見城氏の言うところの「読書という荒野」とは、そのような倫理なき寒々とした風景のことだとは思いたくありませんが。

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