【速報】百田尚樹『日本国紀』、ウェブサイトやWikipedia、新聞記事などからコピペ編集か【日本コピペ紀】

昨日より、百田尚樹『日本国紀』(幻冬舎, 2018)における様々なコピペ・パクリが報告されています。例えば次のようなものです。

ちょっと解りにくいのでテーブルで比較したものをあげておきます。

『日本国紀』p. 158Wikipedia(2009年8月3日更新
『明史』…には「豊臣秀吉による朝鮮出兵が開始されて以来七年、明は十万の将兵を喪失し、百万の兵糧を浪費するも、明と朝鮮に勝算はく、だ秀吉が死去するに至り乱禍は終息した書かれている。この戦争について『明史』は「豊臣秀吉による朝鮮出兵が開始されて以来7年、(十万の将兵を喪失し、百万の兵糧を労費するも、中朝(属国(朝鮮に勝算はく、ただ関白(豊臣秀吉)死去するに至り乱禍は終息した。」総評する。

確かにそっくりです。なお、管理者はWikipediaの更新履歴から、これが「tokugawaブログ」管理人による更新分であり、おそらくウェブ上で確認できる初出であろうことを突き止めました。この記述はその後さまざまに引用され、同様の逐語的にそっくりな文章がウェブサイト上で複数見つかります。たとえば次のようなものです。

『日本国紀』p. 158歴史好きのつぶやき(2016年7月11日)
『明史』…には「豊臣秀吉による朝鮮出兵が開始されて以来七年、明は十万の将兵を喪失し、百万の兵糧を浪費するも、明と朝鮮に勝算はなく、ただ秀吉が死去するに至り乱禍は終息した」と書かれている。『明史・朝鮮伝』の記述では、『豊臣秀吉による朝鮮出兵が開始されて以来7年、(明では)十万の将兵を喪失し、百万の兵糧を浪費するも、中朝(明)と属国(朝鮮)に勝算は無く、ただ関白〈豊臣秀吉)が死去するに至り乱禍は終息した。』とあります。

またこれ以外にも多くの新聞記事や書籍などからのコピペ事例が報告されており、有志数人と協力してその全容を現在解明中です。本書が電子書籍化などされれば、ソフトウェアを用いて、本書のオリジナリティがどれほどある計量分析できるのではないかと考えています。

このような類例を収集するために、もし見つけられましたら、本ブログやツイッター上などで御連絡いただければ大変助かります。

もちろん本書は「通史」であり「ライトノベル」ですから、コピペそのものが悪なのではなく、百田尚樹氏がたとえば「Wikipediaの文章は素晴らしい」と判断されたので引用編集したが、都合上、たまたま参考文献一覧を載せることが出来なかった、ということになるでしょう。しかし『日本国紀』を読んで涙した人などがいることを見るとき、いろいろと考えさせられるものがあります。

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