【悲報】『日本国紀』、「男系」の意味すら間違える【ビックリ】

今話題の『日本国紀』(幻冬舎, 2018)で、これまで本ブログで様々に批判を加えてきましたが、最大級の間違いを発見しましたのでご報告します。次の一節です。

日本には過去八人(十代)の女性天皇がいたが、全員が男系である。つまり父親が天皇である。

 百田尚樹『日本国紀』幻冬舎, 2018, p. 33

……。驚くべきことに百田尚樹氏は、「男系」の意味を「父親が天皇」であると誤解しています。「男系」の正しい意味とは「父親⇒父親(祖父)⇒父親(曽祖父)…」と遡って行くと必ず天皇に行き当たるということで、「父親が天皇」という意味ではありません。事実、女性天皇の八人のうち、父親が天皇なのは六人だけです。

女性天皇の男系祖先
推古・持統・元明・孝謙(称徳)・明正・後桜町の6人は父が天皇である。
皇極(斉明)の父・茅渟王の父・押坂彦人大兄皇子の父は敏達天皇であり皇極から見て曽祖父である。
元正の父・草壁皇子の父は天武天皇であり元正から見て祖父である。

Wikipediaより引用

女性天皇・女系天皇がさかんに議論されている中で、『日本国紀』を名乗るこの本がこのようなミスを犯した過失は重大でしょう。編集の有本香氏や、監修の上島嘉郎氏や久野潤氏らの厳密なチェックを経ているはずにも拘らず、このような初歩的な間違いがある事実は、その内容の信頼性に大きく影を落としていると言えます。

追記1)本件のより詳細な考察については「『日本国紀』「男系誤謬説」への誤解を糺す」を併せて参照ください。

追記2)本件は有本氏など関係各位(百田氏からはブロックされているため不可能)にもリプライで報告してあり、もし返信いただければ逐次ここで報告いたします。

追記3)その後、第四刷で「男系」の記述がこっそり修正されていました。

『日本国紀』、「つくる会」元会長・西尾幹二にすら「戦後後遺症を今なお癒せないこの国の知性の歪み」と粉砕される。

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知の巨人・渡部昇一氏、百田尚樹『日本国紀』の傲慢を一喝。

2018.11.13

【悲報】竹田恒泰氏、『日本国紀』に鎮魂歌を捧げる【反日リベラル本】

2018.11.12

24 件のコメント

  • ソースがウィキペディアって…
    誰でも編集出来るネットソースを持ち出すなんて
    あなたの反論の信憑性も疑わしいですね。

  • 「ソースがwikiだなんて!」って言ってる人…。「wikiにすら載ってるレベルの常識」なんだよこれ。意外と知らないのか?そんなもんなの?まあ百田大先生含め、そんなもんなのかもね…
    反論したいなら、逆に「男系とは父親が天皇ということだ」のソースをwiki以外の信頼できるところから持ってくればいいんじゃないかな。

    • おそらく百田氏は「天皇の父親が天皇なら、その始祖は必ず神武天皇まで遡る」と「男系」を理解しています。こう理解すればこのコラムは矛盾なく(間違ってはいますが)読めます。

  • 33ページのコラムにキチンと説明があるけど、それは無視して鬼の首を取ったかのごとく勝ち誇ってる訳ですね

    • 脳死でチョン認定してるとこ悪いけど
      これ 一 般 常 識 だからね

      あ、どうでも良いけど単発草と顔文字が良いオッサン感だしてるね

  • 管理人さんは喜んでたみたいやが
    偏向とかフェイクとかパヨクとかって言葉とセットで検索されてるBuzzap!の記事に引用されるのって嬉しいもんなんかね
    それかBuzzap!にはデマなんて一切ないのかな?

  • あえて擁護するとしたら尊号一件で有名な光格天皇の父の慶光院や後花園院の父の後崇光院は太上天皇ではないですかというところ。でも結局その更に父が天皇ではない以上誤りとしか言い様がないですがね

  • お前、人間のクズ!
    意図的に、百田の著作のこの文章の以下の前文を削除しているだろう。
    こんなことも百田は知らないで、男系と言っていると批判しているが、
    こんなことも知らないのかと批判している文章そのものが、前文の文章!
    白痴か、お前は!

    ここで「万世一系」といいことについて簡単に説明しよう。
    日本の天皇は2代目の綏靖天皇から第百二十五代の今上陛下まですべて初代神武天皇の男系子孫である。
    男系とは、父、祖父、曽祖父と男親を辿っていけば、祖先に神武天皇がいるという血筋を持っているということを言う。

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