2018年10月

トンデモ

【トンデモ】保守による「東京裁判」の授業(河田孝文「“東京裁判”と戦後復興」『社会科教育』53(9), 2003)

保守と東京裁判 保守が「東京裁判史観」という造語をつくり、ひたすらその克服を目指していることはよく知られます。「自虐史観」という表現も見られますが、意味はほぼ同じだと思います。つまり、敗戦後、東京裁判(極東軍事裁判)によ…

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【トンデモ】保守による「命」の授業(長野藤夫「命は他人事ではない:自尊心が当事者性を生み出す」『中学生に「命」の輝きを教える』明治図書, 2004)

命の価値の変動 TOSS中学・長野藤夫(編著)『中学生に「命」の輝きを教える』(明治図書, 2004)という、中学校教師向けのガイドブックがあります。 人権やヒューマニズムといった概念が重視されるにつれて、人間の「命」の…

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【トンデモ】朝鮮戦争から学ぶ、日本は自衛戦争だった論(安住順一「朝鮮戦争」『社会科教育』53(9), 2003)

はじめに 小中学校教育の雑誌『現代教育科学』に「日本は、大東亜戦争で人類最高のよいことをしたのだ」(詳細)という教育論文を発表した安住順一先生が、雑誌『社会科教育』2003年9月号に「朝鮮戦争」を題材とした教育方法を掲載…

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【トンデモ】保守による「特攻隊」の小中学校教育(長野藤夫「恥ずかしいと思わんのか」『現代教育科学』49(8), 2006)

「特攻隊員」の死を考える:帰らぬ命ありて平和あり 別記事で紹介した安住順一「日本は、大東亜戦争で人類最高のよいことをしたのだ」という名論文を収載した『現代教育科学』2006年8月号には、「「特攻隊員」の死を考える」という…

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【トンデモ】『日本が果たした人類史に輝く大革命:「白人の惑星」から「人種平等の惑星」へ』H・S・ストークス×植田剛彦(自由社, 2017)

「白人の惑星」から「人種平等の惑星」へ人類史に輝く大革命 今回は、H・S・ストークス×植田剛彦『日本が果たした人類史に輝く大革命:「白人の惑星」から「人種平等の惑星」へ』(自由社, 2017)という自画自賛にも程があるタ…

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靖国参拝を可能にするカトリックの理論(田口芳五郎『カトリック的国家観:神社参拝問題を繞りて』改訂増補第3版, カトリック中央出版部, 1933)

上智大生靖国神社参拝拒否事件 毎年終戦記念日が近づくと、靖国参拝の是非がテレビやマスコミなどで議論されます。苦い敗戦を経験した現代でこそ靖国参拝を公然と否定することができますが、戦前・戦中のファシズム下でそれを否定するこ…

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【トンデモ】白人による世界制覇を防いだ日本人(安住順一『日本がますます好きになる歴史クイズ』明治図書出版, 2000)

保守的歴史クイズ 小中学校教育雑誌で「日本は、大東亜戦争で人類最高のよいことをしたのだ」(詳細)という衝撃タイトルの論文を発表した安住順一先生が、なんと『日本がますます好きになる歴史クイズ』という教育書を執筆されていると…

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【トンデモ】仏壇には仏像と御真影の何れを奉るべきか?(椎尾辨匡『国体と仏教』東文堂書店, 1941)

天皇本尊論 戦時下では、日本の諸宗教が国家体制に恭順し、戦争協力に励んでいたことは夙に知られます。特に仏教は、明治に入り神道が国教的地位を確立すると、「廃仏毀釈」と呼ばれる仏教排斥運動に大変苦しめられました。 この廃仏毀…

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【トンデモ】「日本は、大東亜戦争で人類最高のよいことをしたのだ」(安住順一『現代教育科学』49(8), 2006, pp. 49-52)

巷で話題になっていた論文「日本は、大東亜戦争で人類最高のよいことをしたのだ」を、さっそく国立国会図書館で入手してみました。(入手先リンク) はじめに この衝撃的なタイトルの論文は、雑誌『現代教育科学』の「特集「あの戦争」…