【靖国神社】日本のおかげで植民地が独立したという構図【韓国・北朝鮮は「独立」していないトンデモ説を披見】

日本のおかげでアジアは白人支配から独立した!

大東亜戦争(アジア太平洋戦争)は、建前上は白人列強の植民地支配からアジアを解放し、大東亜共栄圏を建設する聖戦である、と今も昔も吹聴され続けています。

歴史を振り返ると、日本は戦争に敗れ大東亜共栄圏建設の夢は破れたわけですが、その敗北を受け入れられないのか「確かに太平洋戦争に負けても、その後、植民地は解放されたから大東亜戦争には勝った」的な逆ギレ理論が度々確認されます。例えば、ヘンリー・S・ストークス氏の『大東亜戦争は日本が勝った』(ハート出版, 2017)は、タイトルからしてこれを示しているでしょう。

ところで、靖国神社に併設される博物館「遊就館」においてもこれと同じ逆ギレ理論が確認されます。

第二次世界大戦後の各国独立

遊就館の戦後コーナーにも次のようなパネルがあり、大東亜戦争におかげでアジア民族が独立したと言わんばかりの主張がなされています。

日露戦争の勝利は、世界特にアジアの人々に独立の夢を与え、多くの先覚者が独立、近代化の模範として日本を訪れた。しかし、第一次世界大戦が終わっても、アジア民族に独立の道は開けなかった。

アジア民族に独立が現実になったのは、太平洋戦争緒戦の日本軍の占領下で一度燃え上がった炎は、日本が敗れても消えることは無く、独立戦争などを経て民族国家が次々と誕生した。

『靖國神社 遊就館 目録』靖国神社, 2008, p. 107.

そして、第二次世界大戦後に独立した各国を、その時期に応じて色分けして次のような地図を提示します。

『靖國神社 遊就館 目録』靖国神社, 2008, p. 107.

アフリカの独立は全く無関係だろとツッコまずにはいられませんが、それよりも韓国と北朝鮮に色がついていないところがツボですね。

韓国と北朝鮮は独立していないという妙技

などと思いながら目を近づけて目録をよく見た所、すごい事実が判明しました。拡大して比較したものを下にあげましたので、よく見比べてみてください。

『靖國神社 遊就館 目録』靖国神社, 2008, p. 107.

そうです。東南アジアとアフリカの諸国は「独立」なのですが、韓国と北朝鮮だけは「成立」なのですね。何なのでしょかこの差は…。

「大韓帝国」を独立国と見做していて、日本は植民地支配などしておらず、したがって独立などしていないと言いたいのでしょう。それとも、いまでも朝鮮半島は日本の植民領土で、独立などしていないと主張したいのかもしれません。

そんな恐ろしい靖国史観の一端でした…。

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2018年12月14日


4 件のコメント

  • 数年前までは崇高なイメージがあった靖国神社も今では宗教法人の何違わぬようになってきたみたいで・・・

  • えー、朝鮮戦争をご存知でないのでしょうか?
    あの内戦の結果、朝鮮半島は韓国と北朝鮮と言う二つの国が「成立」したので独立という表現は適切ではないと思います。
    あと日本がアジア植民地を開放したといったのは日本人ではありません。ほかでもないWW2後に独立した国の人達です。各国の独立までの経緯を調べて比較してみてください。

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