【速報】「日本国紀」副読本の構成・内容と、その「隠しテーマ」が明らかに【ネタバレ】

本記事は刊行前の記事です。

刊行後の書評については、下記の記事を参照ください。

「日本国紀」の副読本の構成

話題沸騰の百田尚樹『日本国紀』(幻冬舎, 2018)には、隠しテーマがあると折に触れて主張されてきました。その謎を解き明かす副読本、百田尚樹・有本香 『「日本国紀」の副読本:学校が教えない日本史』(産経新聞出版, 2018)が年末に刊行されます。この副読本もまた大変話題になるでしょう。

そして本日、虎ノ門ニュースにて見本本の帯裏が公開され、この副読本の全容がおおよそ明らかになりました。切り抜けば以下の通り。

章割りと隠しテーマ

以上から章割りは以下のようであることが明らかになりました。

  1. なぜいま「日本国紀」か
  2. 歴史教育とGHQの申し子
  3. 消された歴史
  4. 日本人は駄目だけどすごい
  5. 日本人はなぜ歴史に学べないのか
  6. 「負の歴史」を強調する教科書
  7. ベストセラー作家の秘密
  8. 日本史の中の異質なもの

だそうです。この章割りを見るだけでおおよその内容に察しがつきますね。GHQのWGIP洗脳世代という概念で、歴史教育や歴史認識が昭和40年ごろから歪み始めたという百田氏の独自論が中心に説かれるでしょう。(参考記事:『日本国紀』「WGIP洗脳世代」なる概念を論ずる

そして「隠しテーマ」の一つは「日韓関係」だそうですが、『日本国紀』の近現代史部分を読めば誰でもそれに気づくかとかと思います。「隠しテーマ」は口に出すと陳腐なものですから、本当に「隠しテーマ」などという深淵なものが『日本国紀』に込められているとするならば、それを口に出すのは逆効果でしょう。

本書全体の構成からすれば『日本国紀』最大のテーマは改憲であると思います。

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9 件のコメント

  • 関係ないけど90年代までむしろ日韓って仲良しでそれ故に勝共連合が成り立ってたはずだからそこをどう書くのか気になる

  • 「日本国紀」の隠しテーマというのは、「紀」という字にこめられている。日本の歴史でいえば、「律令国家の成立」「南北朝の和解」「明治維新」と同等の「隠しテーマ」だということ。論壇netの皆様、よく考えてくださいね。

  • こんばんは、反乱というか、現政権に擦り寄る扇情本というべきでしょうか
    占領軍による戦後の言論統制については江藤淳著「閉された言語空間―占領軍の検閲と戦後日本」、
    関野通夫著「日本人を狂わせた洗脳工作 いまなお続く占領軍の心理作戦」を直接参考にした方がよろしいかと思います。

  • 「うれればなんでもよい」と思ってやっている連中の出版物が、この「日本国紀」ほどうれなののはなぜ?

  • 副読本での間違いはないのでしょうか?「間違い探し」がすすんでいないです。
    誰が見ても間違いを探して欲しいです。

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