【朗報】安倍首相も、同じ朝日系出版物から無断転載・改変していた【百田尚樹と同じ穴の狢】

同じ穴の狢

先ほど別の記事で、百田尚樹『日本国紀』(幻冬舎, 2018)において、朝日ソノラマ編集部(編集)『マッカーサーの涙:ブルノー・ビッテル神父にきく』(朝日ソノラマ, 1973)からの無断転載・改変箇所があることを速報しました。その比較箇所を上げれば次の通り。

どう見てもコピペ改変したようにしか見えません。

安倍晋三『新しい国へ:美しい国へ 完全版』にも…

そして、何と驚くべきことに、安倍晋三首相の著書『新しい国へ:美しい国へ 完全版』(文芸春秋, 2013)にも同じ無断転載・改変箇所があることを八郎次氏から教えていただきました。さっそく比較してみましょう。赤マーカーは逐語的一致箇所、黄マーカーは改変箇所です(安倍首相の本はKindle版です)。

微妙に改変して引用しています。もともとあった「国家」の語を「国民」に置き換えてしまうところが、安倍首相一流のレトリックであると言わざるを得ません(もちろん我々が知らない秘密の一次資料があるのやもしれませんが…)。

ところで、日本の国益を守る立場にあらせられる方が、知的財産権や著作権をどの様に考えなのか、この引用・改変箇所から容易に想像されます。保守が目指す「美しい国」というものが、一体どのようなものか、考えるだけで恐ろしいものです。

【追記】本改竄箇所のより詳細な考究については下記の記事を参照ください。

なぜ安倍首相は、保守界隈から非難されないのか【安倍晋三はクレバーである】

2018.12.07

安倍首相は「憲法改正」を本気でやり遂げる気が無いと思う根拠

2018.12.06

25 件のコメント

  • こういうのは、秘書の仕事?お役所の仕事?本人が書くもの(コピペ)するものなのですか?答弁書でないからお役所の仕事ではないですよね。

    • 出版社が雇ったゴーストライターです。
      真面目な人ならライターのインタビューにかなりの時間を割いて、それを書いてもらいます。
      安倍首相は忙しいのでそんな時間はありますまい(不真面目とは言ってない)。
      おそらく秘書あたりが書いて欲しい要点をメモで渡して、ライターが書いて、秘書が点検して、ゴーサインを出すという流れでしょう。安倍さん自身、まだ読んでないかもしれない。

    • これを無断転載と言うなら、報道陣が行うコメント取りも先に掲載した新聞の無断転載になるの?
      呆れてものも言えないね

      • 匿名(2018年12月7日 6:47 PM)さんへ
        >報道陣が行うコメント取りも先に掲載した新聞の無断転載になるの?
        呆れる前にもう少し考えてから投稿されたほうがいいですよ。貴方が“無断転載にならない”例と考えている「報道陣が行うコメント取り」を今回の例と同一視するのは無理がありすぎでしょう。

        そもそも政治家の発言などの時事ニュース(新聞・TV)の場合、他社と同時並行で作文・発表されることが多く、盗作してない“アリバイ”が殆どの場合成立しています。また文言や語順が一致するのは同じ日時・場所で発せられた言葉を記録して書き起こすからであって、今例とは状況が全く異なります。
        今例は「靖国神社の処遇についての当時の駐日キリスト教界(ビッテル氏ら)の意見」です。マッカーサーに意見書を出したとされるビッテル氏に、かなり後になってから朝日ソノラマが単独取材して書いた(と主張している)内容です。

        「歴史上こんなことがあった」という事実を伝えることはパクリではありませんが、他人が取材し掘り起こしてきた成果=「証言内容」をそのまま流用し自著とするのは盗み以外の何物でもないでしょう。もしそれが許されるなら、あらゆる歴史関係の文章が著作権フリーってことになりませんか? 突き詰めれば我が国にはノンフィクションに著作権はない――ということに。

        歴史上の出来事を他人の発掘物を再利用して紹介したいなら、簡単なこと。「〇〇(文献名)によれば~」ときちんと引用すればよいだけ。そうすることで原典にあたって検証できるようにもなり、より正確な歴史認識にもつながるのですし。

  • 全くの無知を承知でコメントするんだけど、このマッカーサーの涙の出版日って1973年の1月なんでしょ?50年過ぎた2018年の今でもディズニーみたいに延長を繰り返して著作権とかそういったモノが残ってたりするものなの?

    もし残ってないなら、著作権が無くなりフリー素材になった文章を多少もじっただけになると思うんだけど…誰か教えて下さい!エro…偉い人!

    • 著作権の保護期間は、著作権者の生存中と、その死後50年間です。
      それを経過したら何人も自由に使えます。
      青空文庫とかね。

      これは国際条約(ベルヌ条約)締約国の我が国も著作権法で定めています。
      「徴用工判決は国際条約違反ムキー」と言っている百田さんは国際条約に違反した人です。

      なお、50年というのはベルヌ条約の言う「最低限度」の保護期間なので、これを70年にしようが500年にしようが、それは締約国の自由です。かつ自国民の権利を優遇できるので、ディズニーの件も著作権保護期間を延長しようがそのように法律を改正しようが、それはアメリカの自由です。

      ただし無闇に権利を保護しすぎると、文化の発展を阻害することにもなるので、その辺のバランスは考える必要があるでしょう。

  • ろだん先生、いつも情報ありがとうございます!
    著作権法違反の訴訟準備着々出来つつあるようですね。
    実弾発射いつ頃でしょうか?

    楽しみにしております!

  • 商用の場合は、ちゃんと許可を取らないといけないようです。
    商用ではない引用なら必ずしも必要ないようです。

    • >2018年12月7日 11:47 PMの匿名さんへ

      間違ってます。商用本だろうが、大学での研究論文だろうが、小学校で配る教材だろうが、「引用」ならば誰にも断る必要はありません。まさに「無断」で「引用」できます。

      ただそれは、引用の条件を満たす必要があります。
      1.出典を明示すること
      2.引用範囲を明確化すること
      3.引用は必要最小限にし正確にしたうえで主従関係を明らかにすること

      1と2は分かると思うので3を説明します。
      要するに、引用した人が何かオリジナルなことを論じるために、その補強材料として先行文献を引き合いに出すならOKだよ、ってこと。
      たとえば「この論文はこんなに間違ってる」って論文を書くなら、その間違ってる部分を使わないと書けないでしょ?商用本だって一緒。ネトウヨ目線で言うなら、いわゆる従軍慰安婦問題で、植村隆さんの記事をさんざん書き写してるけど、主として「朝日はおかしい」って論考があって、それを補強するためにやってるのだからそれは引用の範囲として認められているから朝日新聞も文句を言わないわけ。

      じゃあ、日本ウィ紀はどうなのか。上の三条件でみてみましょう。

      1.出典の明示がない(絶賛改ざん中だが直しきれまい)
      2.自分で書いたように装っている
      3.主従関係が明確でない

      ということで、ここで指摘されていることは全てアウトなんですよ。

    • >2018年12月8日 6:17 AMの匿名さんへ

      「鬼の首を取ったような」が正しい用法です。
      あなたが書くべきだったのは「まるで鬼の首を取ったような嬉しがりぶりですね」。
      「さぞや鬼の首を取って嬉しいんでしょう」ってあんた、鬼の首取ったら勝ちやん。嬉しいわなw
      まだ取ってないし。鬼の首は幻冬舎の絶版&回収宣言だよ。

      もっと日本語を勉強しなさい。ラノベでいいから本読め。
      というか、そんな貧しい語彙力で百田の本なんか読み解けるのかい?

  • 事実の表記なら同じ内容になるし、著作権の問題ではないのではないですか。
    元々の事実が無く創作だというならわかりますが。

    • 匿名(2018年12月8日 7:27 AM)さんへ
      >事実の表記なら同じ内容になる
      同じでも著作権上の問題にならない「事実の表記」ってのは「何年何月に〇〇が起こった」というような概要の記述だけでしょう。今回の文章は朝日ソノラマの編集者がビッテル氏を独自取材した(と主張している)ものですよ?
      例えば「やしきたかじん」氏が いつどこで・誰と再婚し・いつ亡くなったか――であれば単なる芸能史上の事実の表記。誰が書いても同じになるかもしれません。でも、もし奥様を独自取材し、二人の間で交された会話やどんな出来事があったのかを明らかにした文章があったなら、著作権が当然発生すると思いませんか? 同じ内容にはならないと思いませんか?(それがたとえどんなデタラメな内容でも。)

  • 左翼テロリストは人のあら探しばっかりして、人生 面白(おもろ)く ないんとちゃう?私生活での自身の失敗も人のセイにしてるんちゃうの(苦笑)

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