福岡テキーラ飲酒準強姦事件無罪判決の真相がヤバい! 実はヤリサーの乱交パーティーだった!?

福岡地裁の驚きの判決にネット上では批判殺到

3月の12日、毎日新聞に「準強姦で起訴の男性会社役員に無罪判決 地裁久留米支部」と題する記事が掲載されました。

西崎健児裁判長は「女性が拒否できない状態にあったことは認められるが、被告がそのことを認識していたと認められない」と述べた。

男性は2017年2月5日、福岡市の飲食店で当時22歳の女性が飲酒で深酔いして抵抗できない状況にある中、性的暴行をした、として起訴された。

判決で西崎裁判長は、「女性はテキーラなどを数回一気飲みさせられ、嘔吐(おうと)しても眠り込んでおり、抵抗できない状態だった」と認定。そのうえで、女性が目を開けたり、何度か声を出したりしたことなどから、「女性が許容している、と被告が誤信してしまうような状況にあった」と判断した。

「準強姦で起訴の男性会社役員に無罪判決 地裁久留米支部」毎日新聞

この不可解な判決にネット上では非難が殺到します。

女性が嘔吐し、酩酊状態になるまでテキーラを飲ませて性交に及ぶことが強姦でなくて何なんか?というのが批判派の代表的な主張です。

インターネット時代の情報社会なのに判決文すら読めない現状

今回の事件に関して、弁護士などのTwitterアカウントでは、大雑把に分類すると「新聞記事だけで判断は出来ない」「判決文を読まずに安易な批判は控えるべき」といった慎重派と、「判決文は見れないのだから、とりあえず現状出ている情報だけでも一定の見解を示すべきだろう」という批判派に分かれていました。

ちなみに、3月の12日時点では紙媒体、WEB版含めても先の毎日新聞の記事にしか事件の内容の書かれた記事がなく、判決文も読めないために、それ以上の事件の詳しい状況は全く分かりませんでした。

続報で次第に明らかになる事件の全容

このように賛否が分かれる中で、3月25日毎日新聞の続報でより詳しい事件の状況が報じられます。

福岡地裁久留米支部で今月12日に言い渡された準強姦(ごうかん)事件の無罪判決が大きな反響を呼んでいる。

判決は「女性が抵抗不能の状況にあったとは認められるが、男性がそのことを認識していたとは認めることができない」として無罪の結論を導き出したが、ネットでは「こんな判決がまかり通るのか」「男性が『レイプだ』と思っていない限り、罪にならないってこと?」などと批判や疑問が相次いでいる。どんな理由で今回の判決は下されたのだろうか。

「準強姦無罪判決のなぜ その経緯と理由は?」毎日新聞

有料記事なのですが、内容を簡潔に説明すると、被害者女性は度々店内で乱交を繰り返していることが知られているヤリサーの集まりに参加。偶然その場に居合わせ、その集まりがヤリサーの乱交飲み会であると思っていた会社員男性が被害者女性と性交。他の4人が見ている状況でその際意識あったと認められたということです。

そして、問題のテキーラを数回一気飲みさせたのは、その会社員ではなくヤリサーグループのメンバーであり、会社員は気軽に性向が行えるヤリサーであると認識して事に及んだというのが真相であるようです。

つまり、最初の第一報では、あたかも1対1で女性と飲食店で食事をしていた会社員が無理やり女性にテキーラを一気飲みさせ、酩酊状態にまで追い込んで強姦したかのような印象を受けますが、そうではありません。

ヤリサーの飲み会に参加してテキーラを一気飲みし過ぎてベロベロに酔っぱらった女性が、酔ったままの状態で会社員男性と成功に及び、意識が回復した後に、「コレは準強姦事件だ」として訴えを起こしたというのが真相です。

どうでしょう、このように説明すると第一報を読んだ印象とは少し変わってくるのではないでしょうか?

それでもやはり女性は被害に遭っている

先の説明を読んで、「なんだ、そんなヤリマンだったらテキーラ飲まされて襲われるのも自業自得じゃないか!!」という感想を持った方もいるかもしれません(というか、そういった感想を持つように意図的に印象操作をしたので 笑)。

ですが、さらにいくつか一つ説明を加えると、やはり女性は不当な被害を受けた被害者であることが理解できます。

この時に、女性はサークルの飲み会に初めて参加しており会社員とは初対面でした。おそらく女性はサークルがヤリサーであったということを認識していなかったと思われます。

どうでしょう。この情報を一つ加えるだけでまたガラッと事件の印象が変わるのではないでしょうか?

つまり、女性は何も知らないままにヤリサーの飲み会に参加させられ、少なくとも4人以上のメンバーにテキーラの一気飲みを強制され、酩酊状態になった上に、たまたま居合わせた初対面の44歳のオッサンの会社員に他の4人以上のサークルメンバーが見ている中で無理やり性交を迫られ抵抗も出来ずにレイプされたということです。

さて、ここまでの説明を読めば、ほとんどの人は「ヤリサーの飲み会なんかにほいほい参加したヤリマンの自業自得だ!!」とは思わないでしょう。

レイプしてやる!!と思ってレイプしないと犯罪にならない不思議

先の記事中で判決に問題があるとして批判しているのが甲南大の園田寿教授です。

「古い刑法の考え方に基づく判決だ」と批判するのは甲南大の園田寿教授(刑法)だ。刑法38条は「罪を犯す意思がない行為は罰しない」としており、今回の判決も「女性が許容していると誤信してしまうような状況にあった」として男性の故意を否定した。

だが、園田教授は「被告側が同意の存在を誤信したことについて合理的に説明できなければ故意犯と認定すべきだ。そうでなければ、身勝手な誤信は全て無罪になってしまう」と主張する。

同上

これだけ読んでもなかなか理解できないと思うので、少し補足させていただきます。強姦罪や準強姦罪は現在、故意犯のみが罰せられ、過失犯を処罰する旨の規定がありません。そのため,行為者に故意がなければ,強姦罪は成立しません。

つまり、今回の事件の例では、会社員の側は被害女性に関して、「ヤリサーの乱交パーティーに参加してテキーラをがぶ飲みするようなビッチ集団の一員で、誰とでもお気楽簡単にセックスさせてくれるもんだと思ってた。まさか、自分が強姦という犯罪を行為を犯そうなどとは思っていなかった」と考えており会社員の側に過失があった可能性はあれど、故意の犯罪ではないので無罪ということです。

「そんな馬鹿な!?」と思うかもしれませんが、現在明らかになっている状況から推測するにこのような理由から無罪判決が下されたと考えられます。

早急な法整備が求められる

もちろん、このようなレイプ事件に関して、『故意』かどうかで判断するのは問題であると主張する論者もいます。

性暴力の被害者支援に取り組む人たちなども関心を持ってこの判決を見ている。

「性暴力禁止法をつくろうネットワーク」の周藤由美子さんは、性暴力を裁くのに「故意」があったかどうかを判断材料としていることに疑問を呈す。「『相手が嫌がっていると気づかなかった』『嫌なのに抵抗できる状態になかったとは思わなかった』と加害者側が言ってしまえば罪に問われなくなる可能性がある。性暴力の加害者は自分が犯罪行為を行っていると認識していないことも多い。性暴力加害者の傾向を理解せずに、裁判官が『常識』で判断すると誤った結論に至ってしまう可能性がある」

周藤さんは「性的な行為について相手の同意がなければ性暴力になる可能性があるという認識が日本ではまだまだ共有されていない。同意のない性行為が強姦であるとして処罰されるように刑法を再改正するとともに、『故意』があったかを問うのではなく、きちんと相手の意思を確認しなかった『過失』があるとして罪に問えるよう法律を改正する必要があるのではないか」と訴えている。

同上

欧米では、すでに多くの国で「同意のない性行為は性暴力」との前提のもとに法律が整備されています。日本でも、このような不可解な判決が繰り返されないためにも、早急に望ましい法制度の在り方について議論していくべきではないでしょうか。

(文/かったん Twitter@KATSUNAMA YouTube『channel kattann』



3 件のコメント

  • 安倍政権は嘘をつき、議論を避け、強引に新自由主義的な政策を推進してきた。話し合いではなく命令で物事を決めてきたと言える。庶民を主権者だと考えているとは思えない。

     なぜ安倍政権はそうした強引な政権運営ができるのか。この政権には逆らえない強さがあると言う人もいるが、総理大臣という地位がそうした力を生み出しているわけではない。鳩山由紀夫政権を見れば、その脆弱さは明らかだろう。安倍自身にそうした力があるようには思えず、彼の背後に強大な権力が存在していると考えるのが自然だ。

     安倍政権は戦争の準備を着々と進めているが、その一方で日本経済を破壊した。数字を見る限り、日本はアメリカに次ぐ貧富の差の激しい国になっている。

     1992年2月、ウォルフォウィッツがジョージ・H・W・ブッシュ政権で国防次官を務めていたとき、DPG草案という形で世界制覇プランを作成した。いわゆるウォルフォウィッツ・ドクトリンだが、その作成にリビーも協力している。

     このグループの下で安倍のような日本人を操っているのがジョセフ・ナイ、リチャード・アーミテージ、マイケル・グリーン、パトリック・クローニンたちだ。

     安倍はこの支配システムの末端にいるのだが、そのことで強大な権力を持っているように見える。が、実際の権力は海の彼方に存在する。その権力者は世界を支配し、富を独占しようとしている。

     マクス・ウェーバーによると、宗教改革の際に魂の救済は神が予め定めているとする教えが広がった。善行は無駄だということでもある。

     新自由主義の根底にはそうした価値観があり、それは世界に広がった。日本も例外ではなく、社会に浸透している。2月18日に警視庁が逮捕(東京地検は不起訴)した大林組に務める男性社員は就職活動をしていた女子大学生に猥褻な行為をしたという。3月26日に逮捕された住友商事の「元」社員は女子大生の宿泊先であるホテルにおいて猥褻な行為をしたのだという。

     いずれも​就職活動をしているという弱みにつけ込んでの行為​で、ある種の「特権」を社員は持っていた。弱い立場の人間には何をしてもかまわない、「役得」だと考えていたのかもしれないが、それは新自由主義の基本原理だ。

     昨年(2018年)12月8日にAKS傘下の「アイドルグループ」NGT48でメンバーがオートロックのマンション内にある自室へ入ろうとした時に男性ふたりに襲われ、顔をつかまれ、押し倒されそうになったという事件があった。

     AKSは一貫してこの事件をもみ消そうとしている。その背景にはメンバーの弱みにつけ込み、あるいは弱みを握り、自分たちの様々な欲望を満たそうとしていた疑いがあるのだが、就職活動の際に不適切な行為を迫られる学生とメンバーは似た状況におかれていると言えるだろう。

     NGT48のケースは被害者がインターネットで告発したことで発覚した。人によっては「波風を起こした」と被害者を批判する。勿論、事件があった以上「正常な状態」ではないのだが、表面的に静かなら「正常」だと考える人がいることも確か。波風が立ったら早く「収束」させろとも言う。こうした指示を「もみ消せ」と解釈する人がいても不思議ではない。

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