新元号「令和」の隠された意味がヤバい! 真の原典は暗愚な時の権力者を批判する漢詩

国書から引いてくるハズだった新元号の理想と現実

「大化」(645年)から「平成」まで計247ある日本の元号は、これまで全て中国の古典に由来してきたのですが、新元号は安倍首相の強い要望で、国書から引用する初の元号となる「はず」でした。

そして、新元号「令和」が発表された直後には、日本の古典万葉集由来の新元号にネトウヨ評論家の皆様方は大喜び。

ですが、実は万葉集から取ったというこの「令和」の新元号。どうやらさらに遡ると中国古典の漢詩「帰田賦(きでんのふ)」にまで遡れるようです。

日本の古典の多くは、漢籍をもとにしており、どうやら純粋に日本の古典作品から出典を求めるのは難しいようです。

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2019年4月3日

新元号は日中両国の古典に由来する折衷案?

結局、新元号はこのように日中両国の古典に由来する妥協的な折衷案となったのですが、このあたりの意思決定プロセスには皇室が深く関わっていたのではないかと噂されています。

日テレの報道に注目させられた。

「政府関係者によると、安倍首相はかねて『元号の出典は日本で書かれた書物がいい』と話しているということだが、日本の古典は、中国の古典を引用しているものが多いことから、日本と中国の古典の両方を出典とすることも検討しているという」とある。

これが事実なら状況が少し変わったことに気づく。(中略)

なぜ、安倍晋三氏は方針を変え、本命を変えたのか。

理由として考えられるのは、東宮(皇室)の抵抗しかない。皇太子(と両陛下)が、日本会議的なイデオロギーに染まった元号になることを快く思わず、拒否の内意を内閣に伝えたのだろう。

「新元号、皇室の反対で本命封印か。安倍首相の方針転換と、マスコミによる「安」の刷り込み」MONEY VOICE

どうやら、反中国的なイデオロギーから漢籍を排して、純粋な日本の古典由来の元号にしたいという安倍首相の思惑と、過去からの伝統を守り、急進的な国粋主義的思想を敬遠する皇室との対立があったのではないかと噂されているのです。

さらに付け加えると、先に説明したように、中国の古典に由来しない純粋に日本の古典からの引用を見つけるのが現実的に難しいという事情もあったのかもしれません。

ともあれ、結果的に漢籍と日本の古典両方に由来を求められる折衷案が採用されることとなりました。

「帰田賦」は時の皇帝権力を批判する漢詩だった!?

ところで非常に面白いのが、実は新元号「令和」の最も古い出典であるとされる「帰田賦」ですが、なんとどうやら当時地方出身の役人であった張衡(ちょうこう)が愚昧な時の皇帝と周囲の取り巻きに愛想を尽かせて失望して田舎に帰るという内容であったそうです。

それにしても、新元号の由来が無能な権力者を批判する漢詩であるとは面白いですね。おまけに、その張衡の仕えていた皇帝の名が安帝とは……。

あまりにも出来過ぎていて、Twitterなどでは、「果たして、考案した学者はこの漢詩の意味を知っていたのだろうか?」と話題になっています。

新元号「令和」考案者は漢詩にも精通する比較文学者

ちなみに、今回の新元号を考案した学者は万葉集の専門家で日本文学者、比較文学者の中西進氏であるとされています。

中西氏は日中双方の古典に詳しいとして研究者の間で評価が高い学者なのだとか……

中西氏は東大大学院修了。万葉集が専門で大阪女子大学長や京都市立芸大学長などを歴任した。2013年に文化勲章を受章。著書に「万葉集の比較文学的研究」「日本文学と漢詩」などがあり、日本古典と中国古典双方に詳しいとして研究者の間で評価が高い。

「「令和」考案者は中西進氏か」共同通信

中国古典にも詳しいのであれば、おそらく「帰田賦」についても知っていたことでしょう。

それにしても、まさか新元号を愚かな時の権力者、それも安倍首相と同じ「安」の字の入った「安帝」すらこき下ろす漢詩から引用してくるとは……さすがの一言です。

近年の選挙や権力闘争では常に連戦連勝の安倍首相も今回ばかりは学者の知性に一本取られたといったところでしょうか。

(文/かったん Twitter@KATSUNAMA YouTube『channel kattann』

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23 件のコメント

  • 安倍政権は国公立大学の人文科学系・社会科学系・教員養成系の学部・大学院について
    再編・縮小しましたからね。
    それに猛反発した人文系の学者たちにやり返されたのかしら?

    学習院の花形学科の文学部史学科を優秀な成績でご卒業された皇太子殿下は
    もしやご存知だったりして・・・

    • 帰田賦を作ったとされるのは順帝の治世のようですが、はじめに召されたのが安帝だというのは事実だし、安帝に対して諫言していたのも事実のようです。
      安帝に端を発する宦官の専横という一連の政治の流れに失望したというところではないでしょうか。

      •  ああ、見落としていました。
        ここは学のある方のコメントが多いですね。
         ――しかしそうなるとこちらの解釈では自身も含めて霞が関に嫌気のさした首相が、全てを知った上で皮肉な元号を選んだ可能性も出てくる訳ですか…。さもなくば時事通信のゴシップ写真と「天の声」発言を鑑みるに、皇室から意見があった可能性も出てくる訳ですが、そうなると閣議決定である元号法に抵触しますから少しややこしい事になりますね。
         そこまで突っ込んで取材をするメディがあるかどうかも含め、少し今後の報道が気になってきました。
        何にせよいい、時代になる事だけは願ってやみません。

      • むしろ安帝は外戚との間で権力の綱引きしてた人だから宦官に権限を与えてバランスを維持しようとしていた。地方の外戚の横暴になんとか対応しようと尽力していたから暗愚は言い過ぎ。
        そんで張衡も安帝には何年も仕官していたから当然ながらリスペクトしていた。
        安帝が崩御して、外戚の息のかかった幼い少帝が即位したと思ったらわずか200日で死んでしまい、今度は宦官がクーデターを起こして10歳の順帝を即位させ、廃嫡の危機にあった順帝に恩を売って言いなりにさせた。
        それで張衡も幼い皇帝が権力のバランスが崩壊させ、宦官の専横が極まって腐敗していた状況に嫌気が差して田舎に帰ってしまった。
        張衡が失望したのは宦官の専横、あるいは宦官と外戚が権力の私物化をしている状況だと思う。

  • 『歸田賦』は安帝時代ではなく、次の順帝時代に作られたもの。
    順帝は宦官禍の大元と言われる皇帝です。

    嫌気をさしたのは順帝ですけど。

  • これはちょっと気が利いてるしおもしろい記事だなぁ(笑)。
     ただ、主筆の人の引用tweetは明らかに「(縁起の悪くない単に漢字二字であれば)膨大な量の書が残っている中国古典から寧ろ当て嵌まらない物を探す方が難しい」って意図であって、それを敢えてミスリードしてこの記事を構成したのはやっぱり ”いっちょ噛み” していこうって話なんだろうな、と思うと少し萎えるかも。
     後は、学閥やそれに絡む政治のアレコレは全く存じないのですが、比較文学の方はメディアからの取材やむなしでしょうね。そうした部分で官邸周辺に言論や学問で取り入ろうとするような動きと見れば、腐敗とは言論と共に学問の府も一体となって作り上げる物なのかもしれないな、等とも思いました。
     そう考えると菅氏の表情も趣深いですね。
    総ての人を満足させる治世など到底ハナから無理な話なのですが、こうした知識マウントめいた意地の悪い記事を見ると皴の数から苦労も偲ばれます。つくづく政治には関わりたくない物ですね。

    • 重箱の隅をつついて、引き落としたつもりで、”いっちょかみ” の文言で勝利宣言。
      DD論に持ち込み、上から目線で文章を閉じる。
      バカしか騙せないけど、バカは騙せるネトウヨの文章のお手本はこちらですよ。w

    • というか、大切なことは、漢詩に精通した学者がその「令和」を選んでいるということです。大切な元号にはあらゆる方向から見て問題がない内容にするはずです。それが行われていないということが、「確信犯」の証拠です。一般人なら偶然で済ませられると思いますが。

    • 元になってる万葉集の詩の最初の二句は、文選からの引用って指摘は随分前からある。
      逆にその点を無視して二文字のみの言及したのは、むしろ準日本産という体裁を取りたいがための取り繕いに聞こえるよ。

      ともかくこれだと、後々、実は万葉集が出典ではありませんでしたと、言い換える事もできる代物だね。伝統は続いていますと。

      • なるほど。確かに万葉集の序文自体が文選からと言うのは記事が幾つか上がってきていますね。
        ただ、時系列を見てみると検索の限りではこちらのサイトの主筆のtweetが一番早いようにも見えます。仮に官邸側がそれらを知った上で万葉集を引いてきたのであれば首相は明らかに道化ですし、知らなかったのであれば件の比較文学者の方は相当に意地が悪い。
        意趣返しか献言か分かりませんが、国民が使う国家としての元号にそのような個人的思惑を持ち込み、嘲りを伴って次の御代替わりに至るまで恥を晒すほどに現政権は救いようのない物なのですか?
        学者としての矜持か名誉欲か分かりませんが、他に方法はなかったものでしょうか? どうにも幸先の悪い話で溜息しか出ません。

        • 名前の上がっている考案者は護憲派で左翼的な方だそうですから、元号なんてどうでもいいと思っている可能性もありますね。

          しかし、そもそも安倍政権も漢籍から取るという伝統に逆らって国書から取るという「個人的思惑」を持ち込んで伝統破壊を試みているわけで(政治家として歴史に名前を刻みたいという「名誉欲」でしょうか?)、どっちがましなのか、難しいところです。

          結果的には、国書から取るという方針に表向きは従って時の政権を満足させつつ、漢籍から取る伝統を守ったことにもなります。
          そこに政権に対する皮肉が込められていたかどうか、それ以上の意図があったか等は考案者ご本人に訊いてみないと分からない話ですが、ご本人が語られることはまず無いように思います。

          • どっちもどっち、にしかなりませんよね。政治も学問も庶民の立場からすると。
            結局は国費を使って”有識者”に依頼した、真相すら分からない悪意の淀んだ元号を押し付けられて有難く拝領するだけ。
            言及すれば重箱だ統失だと笑われ、有識者様方は報道も含めて決定するまで誰一人として万葉集の序が引用だった事に気付かなかった事になります。右であろうが左であろうが、血税を使って我欲の為にわざわざ諸外国に恥を晒している訳です。
            人の信用ですら数値化して少数民族を檻の中で再教育する連中はさぞかし気分のいい事でしょう。いっそのこと、その国の様に思想汚染を持ち込む文化は規制したらいいとすら思ってしまいます。
            何のための知識や治世だか分かったものじゃない。

  • 暴君の安帝から順帝の時代に、宦官が力を持ち
    安帝の時代に宦官と后の外戚に疎まれた皇子が
    別の宦官の力で皇帝になりったとか

    安帝・順帝などに仕えた宦官の養子の子が曹操とか
    中国史は面白いな

  • 琉球新報に、おそらく共同通信配信の、安倍総理が年末年始休暇に読んだ日本国紀が万葉集も言及していたという記事が載っていました

  • 過去はともかく現代でも令の字は 立派な すぐれたという意味で
    令嬢 令息 など 他人(主に目上)のご一族をたたえる時に使われている

    令和 とは 素直に
    「あなた様が与えてくださった 和 はご立派です」
    の意味にとればいい

  • 今、令がよく使われるのが
    命令、号令とかであって御令嬢なんて普段使わんからねえ。
    例えば、屑という字がいさぎよいなんて意味合いがあると言われても、普段はクズと使うからそのイメージにひっぱられるのと似てる。

  • 日本人は日本の古典に典故を求めるのは不可能です。すべての日本の古典が中国の古典に出典しているからです。

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