【御代替わり】朝日新聞、「皇室らしさ」ではなく「それぞれらしさ」を認める時代に

複雑な時代に

御代替わりが近づくとともに、平成という時代を総括し、新しい時代にどの様に向き合うのかを考えるコラムが目につくようになりました。(もちろん最も多いのは小室圭さんと眞子さまの結婚延期問題ですが…)

今回紹介したいのは、朝日新聞系の雑誌『AERA』(2019.3.11号)の記事「奇跡の30年から地続きの皇室へ——「戦争」というテーマに国民が共感」(文/矢部万紀子)です。

執筆者の矢部万紀子さんは、朝日新聞系列の雑誌編集者を務めた後、現在はコラムニストとして活躍、皇室関係の書籍も出版しています。リベラル的な視点から、皇室を大変敬愛している方です。

そんな矢部さんは、平成と次の時代との違いについて大変興味深い指摘をしています。結論を先取りすれば、平成は広く国民の共感を得られる「戦争」というテーマがあったのに対して、次の時代にはそれが存在しないこと、言いかえれば「それぞれらしさ」が尊重される時代に次はなるのではないか、ということです。

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2019年3月7日

「戦争」というテーマに統合

まず、矢部さんは先人の言葉を引用しながら次のように平成という時代を総括します。

政治学者の御厨貴さん(67)は2008年、「文藝春秋」誌上でこんなことを語っていた。
「いまの両陛下までは戦争、敗戦、独立という国民共有の体験があったけれど、皇太子の世代になるとそれがない。つまり日本全体から『歴史』が失われつつある、ともいえるわけで。皇太子はその象徴かもしれません」
そう私たちは、歴史の失われた時代を生きている。

『AERA』(2019.3.11号)「奇跡の30年から地続きの皇室へ——「戦争」というテーマに国民が共感」

平成までは戦争の記憶のある方々が多く存命でした。かく言う今上陛下自身も戦争時代を経験しています。しかし皇太子殿下は戦後生まれ、確かに“象徴”としての在り方は大きく変わるでしょう。

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2019年3月7日

偉大すぎた美智子さま

また「戦争」と絡んで「美智子さま」の素晴らしさも重要な論点となります。

最近、『美智子さまという奇跡』という本を上梓した。初の民間出身の皇太子妃として皇室に嫁ぎ、翌年には男の子を出産、平成になってからは陛下と二人三脚で公務の数々をこなす。そのようなことが「当たり前」にできた美智子さまは奇跡で、その人を得たのは皇室にとって奇跡なのだと書いた。だからこれからの皇室を考える時、美智子さまを「規格」としてはいけない。だってたびたび起こらないから奇跡を奇跡というのだ、と。

『AERA』(2019.3.11号)「奇跡の30年から地続きの皇室へ——「戦争」というテーマに国民が共感」

一見、「戦争」と「美智子さま」は無関係に読めます。この二つがどの様な関係にあるのか、必ずしも矢部さんの文章は明示的ではありません。しかし恐らく次のように言いたいのではないか。

つまり、平成という時代は「戦争」というテーマで容易に国民の共感を得ることができた。そして「美智子さま」という奇跡とも言うべき超人が“象徴”として国民を統合していた。言うなれば、平成という時代は、「非常にわかりやすい時代」、「皇室が皇室然としていた時代」だった。

しかしこれからの時代はそのようにはいかない、ということです。

次の時代を象徴する東宮家

矢部さんは東宮家の“人間らしさ”から「次の時代」の在り方を模索しようとします。雅子さまの「適応障害」、愛子さまの「登校拒否」「激やせ」など、我々一般国民と同じ悩みを抱えた家族がそこにあります。

やはり雅子さまのご病気が大きい。似年に「適応障害」という病名が発表されて以来、ずっと闘病している雅子さま。このところ活動の幅がぐっと広がっているものの、姿をあまり見ることができない期間が長かった。
もちろん皇太子さまが単独で公務に励んでいたことは承知している。だが、お二人揃つての活動となると、「愛子さまへの対応」という印象が強い。
愛子さま(17)は10年、学習院初等科2年の時に不登校になった。そのため雅子さまは付き添い登校を懸命にし、雅子さまの体調が悪い時は皇太子さまが代わった。愛子さまが4年生になった夏、「校外学習」2泊3日の全行程に雅子さまが付き添い、大バッシングを招いたこともあった。
愛子さまは中等科でも不登校になり、15歳のお誕生日に公開された写真は、面変わりするほど痩せていた。高等科に入ってからお元気になり、元の体形に戻っているが、生きづらそうな少女ではないかと勝手に心配している。

『AERA』(2019.3.11号)「奇跡の30年から地続きの皇室へ——「戦争」というテーマに国民が共感」

このような東宮家はこれまで週刊誌から「皇室に相応しくない」として大バッシングを浴びてきました。矢部さんもこのような状況を「気がかり」と表現しています。

等身大の姿こそが共感を覚える

しかしこのような東宮家の在り方そのものが、否定されるべきものなのか? この論調が、最近、微妙に変わってきたと思います。つまり、このような「ありのまま」の姿こそが、等身大の人間として国民の共感を覚えるのではないか、ということです。

矢部さんも同じ考えのようです。言葉は違いますが次のように結論付けます。

これからの皇室を考える時、キーワードは「ありのまま」ではないか。「皇室らしさ」ではなく、「それぞれらしさ」を国民が認めていくことだと思う。平成の皇太子さまと雅子さまは、世間ではありふれている悩みと闘う姿を私たちに見せてくれた。心の病、不登校、どれも人ごとでない。

『AERA』(2019.3.11号)「奇跡の30年から地続きの皇室へ——「戦争」というテーマに国民が共感」

国民に寄り添う開かれた皇室は、国民に理想ではなく現実の姿を受け入れてもらえるよう求めているのかもしれません。

「自殺者多数」の小室家では皇室伝統に則った「結婚行事」ができない

2019年3月7日


5 件のコメント

  • 天皇一族が護憲になった理由

    昭和天皇が共産革命を恐れて夜も眠れなかったのは有名な話
    昭和天皇は共産革命と日本軍のクーデターを何よりも恐れていたから、日本が軍隊を持てない様にしたんだ。

    米軍に東京の近くに駐留してもらえば日本に軍備は不要だからね。

    日本がアメリカの植民地になったのも昭和天皇の意向なんだよ

    天皇一族は日本最大の既得権益者

    天皇一族が護憲なのは既得権益を守りたいからさ

    日本を売った天皇一族が日本人の事を考えている訳がない

    憲法が簡単に変えられる様になったら真っ先に天皇制が廃止されるから天皇一族は護憲だというだけさ

    天皇一族は既得権益を守りたいだけだよ

    東京を囲むように米軍基地がある。
    横須賀に海軍もある。
    東京に敵は攻めて来るか?
    なら、東京周辺は、何のために?

    天皇家を共産革命から守るために、又ク-デタ-を心配して駐屯しているのだそうだ。

    日本の一般民は革命やクーデターを起こす側だからアメリカと天皇一族の共通の敵なんだよ

    太平洋戦争はアメリカと天皇一族が組んで日本の一般民をやっつけた戦争だったんだ

  • 「国民に寄り添う開かれた皇室は、国民に理想ではなく現実の姿を受け入れてもらえるよう求めているのかもしれません」とのことですが、現実の姿を受け入れるのはやぶさかではありませんが、その立場にふさわしいお仕事、役割は果たしてもらいたい。税金で暮らしているのですから。ただ飯っていうのは、国民に受け入れられないと思いますね。或いは、責任が果たせないんだったら予算もそれによって削減していいかと思います。

  • 朝日新聞は皇室制度を理解した上でこんな主張をしているのか?と疑問しかありません。
    理解した上でのことなら、日本の国体をぶち壊す意図でもあるのでしょうか?
    日本国民の皆様、考えることを怠ってはなりませぬぞ。

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