【日本国紀】売れ残りまくっている件【タレコミ続々】

「売れているんだ!」と声高に叫ぶ見城徹氏

コピペ粗悪本であるにもかかわらず大ベストセラー65万部にも達した百田尚樹『日本国紀』。幻冬舎社長の見城徹氏の辣腕には驚かされるばかりです。私も本を書くので売っていただけませんでしょうか?(笑)

オリコン発表によれば現時点で40万部の実売と絶好調なのですが、見城氏は昨年12/25の段階で実売45万部(その時点でのオリコン発表は32万部)と豪語。オリコンとの不可解な開きが話題になっていました。

見城氏界隈の威勢の良い声とは裏腹に、ツイッター上にあげられる書店員さんの声などによれば、「それほど売れていない」「重刷の度に勝手に本が送られてくる」などネガティブな情報ばかり。なんと配本を談合しているのではないかという指摘まで(関連記事)。

これを受けて当ブログでは、前回、①『日本国紀』の部数推移と、②オリコンでの売り上げ推移、③1月後半時点での書店店頭での新旧刷の配分などを根拠にして、見城氏の売れているという上記発言にはあまり信憑性がないことを指摘しました。

『日本国紀』の販売部数の欺瞞を暴く——本当に売れているのか?

2019年1月20日

POSタレコミ

この記事を受けて、関係各位から様々なタレコミを頂くことが叶いました。

尤も貴重なタレコミは、各書店ごとのPOS(売り上げデータ)です。そのタレコミ内容は以下の通り。

  • 某炎上系書店(全体)POS: 30000入20000売れ(組織買いアリ)
  • SSD(神保町店)POS: 1075入560売
  • SSD(池袋店)POS: 1144入576売
  • SSD(某店)POS: 360入210売

SSD店員さん曰く「それほど売れているという印象は無い」とのこと。某炎上系書店の冊数・消費率が群を抜いていますが「大人の事情による組織買いがある」だろうとのことです (関連記事) 。

以上のPOSデータから、およそ書店入荷のうち60%程度が消化しているものと考えられます。なお、取次への返本率(返品率)は平均4割程度と言われていますから、現時点(発売3カ月弱)で店頭から数冊残して返本と考えれば、この数字ともちょうど合致します。

店頭には旧帯が山積

また見城徹氏は、オリコン売り上げ発表を一笑に付して、昨年12/25の段階で印刷済み50万部(旧帯1~5刷が45万部、新帯6刷が5万部)のうち45万部が売れたと豪語していました(関連記事)。

この発言が事実であるならば、店頭に並ぶ『日本国紀』の大半が第6刷以降の新帯でなければなりません。しかし1月後半の現時点で店頭には『日本国紀』は旧帯(1~5刷)が数多く並んでいます。頂いたDM報告。

某炎上系書店都内某店(店頭在庫): 58冊中
 第1刷 31冊 53%
 第2刷 18冊 31%
 第3刷 2冊 3%
 第4刷 7冊 12%

これが一番衝撃的でした。なんと旧帯しか店頭に置かれていないとのことです。まさかバックヤードには5刷以降の段ボールが「押し本」として残されているのでしょうか…!?

KBK都内某店(店頭在庫): およそ60冊
 旧帯(1~5刷) 50%
 新帯(6~刷) 50%

KBK都内某店(店頭在庫): およそ40冊
 旧帯(1~5刷) 50%
 新帯(6~刷) 50%

H◯V某店:4冊(8刷)*恐らく在庫整理済み

以下はツイッターのコメントで頂いた報告ですが、やはり旧帯のものが多く店頭に残されているようです。

店頭の写真から解る場合も

また別の記事で紹介しましたが、『日本国紀』の場合、帯の種類でおおよその刷が判断できるため、店頭の写真だけでも在庫状況が把握できます。

帯に赤字で「50」と書いてあるのが第6~7刷、「60」と書いてあるのが第8刷、数字の書いていないものが第1~5刷(旧帯)です。上に積み重ねるかたちで本を補給しているでしょうから、明らかに旧帯(第1~5刷)の方が多いことが解ります。

また次の写真でも明らかに古い刷が売れ残っています。

まとめ

以上から明らかなように、現時点で書店には第1~5刷(旧帯)が数多く残っています。これは幻冬舎サイドの発言(12/25時点で実売45万部)が信用できないことを意味します。

ただし、書店の平積みは新入荷分を山の上に置いて補給していくでしょうから、新しい刷ほど手に取られ先に売れていく可能性は考えられます。特に『日本国紀』の場合には、古い刷ほど重大な齟齬が残されているため、それが修正されている新しい刷を買いたいと思う人は多いかもしれません。したがって本記事の内容も推測の域を出るものではありません。

このように『日本国紀』をめぐっては販売流通さえ疑惑の総合商社です。奇妙な組織買いも報告されています。一体、実際にはどれだけ売れて、どれだけの人の手に渡っているのでしょうか?

売れている!」と騒げば騒ぐほど人は注目てそれを手に取りたがります。思えば幻冬舎のベストセラーとはそういったものでしょう。空虚な空騒ぎをしてコピペ粗悪本を売りさばいているだけかもしれません。

【追記】在庫過多なのに、増刷のたびに『日本国紀」が送られてきて山になる現象がほぼ解明されました。

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5 件のコメント

  • 旧刷をなんとしても売り切らないといけないから、返品された旧刷は化粧直しする際に帯を新刷のものに付け替え、ネット販売に回すのかもしれませんね。実物を見ずに買う客を利用して間違いだらけの不良品をさばく、なーんて笑
    (本文に「当ブロブ」「注目て」とあります)

    • うちの近所では帯に60万部って奴は一冊も無かった。
      これは普通に取次を通して扱って居るから、増刷分が入って居ないのかな?
      でも、それが返品されて取次のリサイクルセンターに行くと、改版されて居ないから帯だけ60万部に差し替えて、ってのもあり得るのじゃないかと思ったり。
      流石にそういう奴には正誤表は入れてくれるとは思いたいが、出版社が改版を認めて無いからなあ。

  • 江戸時代の江戸では、世界屈指の大人口による文明的な生活の一助として、素朴なリサイクルシステムが存在しました。
    今日の東京では、エコのエの字もない出版システムが横行しており、先達に会わせる顔がありません…

  • 今日立ち寄った北海道某市のTSUTAYAでは全15冊中3冊が2刷でした。およそ半分が旧帯でしたが、1刷はさすがにありませんでした。

  • おかしいなあ、某所のくまざわ書店では、積んでもないし、日本史のコーナーにも1冊も無かった。
    当然ベストセラーにも無かった。もう忘れ去られているのか。
    (店に苦情が来ぬ様、敢えて店名を伏せる)

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