ヘイトスピーチで66歳男性に9000円の罰金、海外では「たけした ゆうじ」と実名報道(追記:海外の反応)

ヘイトスピーチ

ヘイトサイト「写楽・・・支那・韓国朝鮮の真実『写楽』ブログ 日本が大好きでアンチ&排除支那韓国朝鮮ブログ」において、「写楽」というHNの管理人が、在日朝鮮人の中学生少年に、「在日という悪性外来寄生生物種」というブログ記事を公開し、そのなかで「日本国内に『生息』している在日」「おまエラ不逞朝鮮人」「チョーセン・ヒトモドキ」「通名か本名に統一しろよ」 などと罵倒を繰り返しました。

この様な事件が起きても被害者は泣き寝入りするしかないのが常なのですが、被害者の方は勇気をもって立ち上がり情報開示請求に踏み切りました。結果、管理人「写楽」の身元が明らかになり、裁判を経て、(当然ですが)有罪判決がでました。

在日コリアンで中学生だった少年(16)をインターネット上の匿名ブログで誹謗(ひぼう)中傷したとして、川崎区検が侮辱罪で大分市の男(66)を略式起訴し、川崎簡裁が科料9千円の略式命令を出していたことが分かった。少年の代理人を務める弁護団が16日明らかにした。

〈時代の正体〉在日コリアンの中学生を侮辱 匿名ブログの66歳男性に略式命令 川崎簡裁

ここまで実名で晒されて罵倒されてたった9000円の科料(罰金)…というのが率直な感想です。もともと侮辱罪は、ネットで晒されることを前提にしたものではないため、このような理不尽な判決になってしまいます。

しかも、なんとネット上の匿名者によるヘイトスピーチが侮辱罪で処罰された例は初めてだそうです。

海外では実名で報道

侮辱罪とは軽罪であるため、日本のテレビなどでは被告の氏名・実名は報道されていません。しかし海外向けのニュースでは実名と共に報道されています。Japan Timesには次のように。

After consulting with lawyers, he filed a complaint with the local police. The police confirmed the perpetrator’s identity and referred the case to prosecutors in October. The Kawasaki Summary Court concluded on Jan. 5 of this year that Yuji Takeshita, from the city of Oita, was behind the attacks and that he had defamed the teenager. The court ordered the man to pay ¥9,000 in compensation.

Japam Times:In rare ruling, court fines Japanese man who anonymously posted hateful anti-Korean remarks against teenager

たけした ゆうじYuji Takeshita)」という名前のようです。

名前以外の情報は、大分市に住むという以外には不明です。

ネットでのヘイトスピーチは、当初想定されていた侮辱罪以上に、被害者の人格を激しく傷つけるものです。このようなことが再発しないことを祈ります。

追記:海外の反応

先ほどのJapan Timesに寄せられたコメント。

9000円?自転車の傘さし運転の罰金より安いやんけ!

たしかに安すぎる…。

追記:国内報道では自宅直撃…も当然、取材拒否

 

田舎の高齢者ほどネトウヨになりやすいという噂は本当だったのでしょうか?




6 件のコメント

  • JTは嘗て、吉川栄一氏に外国要人による太平洋戦争関連の発言を摘まみ食いする機会をもたらしました。
    そういう点では所謂親日メディア扱いしても良いかはさて置き、「犯罪者ではなく愛国者にも関わらず、本名を公開するのは反日だからだ」という、犯罪者報道に対する二重基準に基づくバッシングを被るでしょうか…

  • 科料は科料,罰金は罰金。
    刑事的な制裁として金銭を納付させるという点は同じだが,刑法でも書き分けられているので,科料(罰金)という記載は不正確。
    あと,本件は略式命令請求で科料を打たれているので,判決は出ていない。判決という法形式でなく,命令という法形式で刑事罰を科すのが略式命令。

    • @匿名さんへ
      案件の性質に基づく社会通念上の重大性は、「科料や罰金」「略式命令や判決」でも同様ですが、確かに正確に表記すべきですね…

  • 2019年1月18日 12:14 PMの匿名さんへ。

    ちゃんとした国内メディアには実名、匿名のガイドラインがあります。
    罪を犯したものの、身柄拘束されていない人物は、公権力者や社会的影響力の大きい著名人でない限り、実名報道されることはありません。
    だから今回は匿名でいいのです。

    百田さんが侮辱罪で略式起訴されたら、もちろん実名です。
    ここにも出てきた元時事通信の石井は・・・まあ、私的には微妙ですね(笑
    知名度も社会的影響力もほとんど無いから。

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