【日本国紀】『本の雑誌』、「コピペ」「コッソリ改版」について版元の責任に言及

『日本国紀』問題

内容以前に、Wikipediaなどからのコピペ、改版を明示せずに増刷の度に内容修正、これら問題の指摘すると恫喝しだす関係各位。

倫理の風上にも置けない『日本国紀』への批判・嘲笑は今も続ています。

今回紹介するのは『本の雑誌』(2019.2号)のコラム「黒い昼食会」(出版関係者の会談)で言及されている『日本国紀』の問題点です。

B 心が弱いと書けなくなっちゃうかも。
C 耐えられる作家が残るんですよ。
B 百田尚樹だけじゃん、残るの。あれだけウィキペディアからパクって叩かれても関係がない。
D 版元にも責任あるんじゃないかと。
B しょっちゅう訂正したらブログと変わらない。出版2・0とか言い出しそうだけど。
D 本の必要性は時代を定着させるためにあるって言ってた佐藤優に怒られるよね。
C でも増刷に次ぐ増刷でバックヤードに送り込まれた在庫が7箱ですよ。
A 7箱!?
D もう売れ行きは弱まっている気がする。
B  50万部も刷ってどうするんですかね。セット売り?
C 『日本国紀』と何にしようかな。キングコング西野も付けて炎上セット(笑)。
D 黒い昼食会では『日本国紀』の消化率に注目していきましょう。

『本の雑誌』2019.2号, pp. 78-79.

相次ぐ批判

このように『本の雑誌』では、日本国紀のコピペ問題やコッソリ改版問題について、版元の幻冬舎の責任にも追及している点で興味深いものがあります。たしかに発行部数のみならず、その消化率にも着目する必要があります。

なにせ7箱も送られてきた、「押し紙」ならぬ「押し本」状態とのことですから…。

ところで『日本国紀』関係者は本の売り上げを盛んに自慢していますが、この会談ではむしろ否定的な意見が示されていることは興味深いですね。

この頃、『日本国紀』の著者・編者・版元の攻撃性には非常に驚かされていますが、その背景には、思ったよりも売り上げが伸びていないという現実があるのかもしれません。信者が250冊とかまとめ買いしているのに驚きです。

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7 件のコメント

  • 平安歌人の『たをやめぶり』を貴んだ本居宣長が聞いたら泡を吹いてぶっ倒れ、万葉人が猛然と否定するレベルの『ますらおぶり』の持ち主でないと、アベ共兼歴史屋は務まらない様ですね。
    もののあはれ所か、「哀れな者」と評すべきかはさて置き。

  • >2019年1月15日 12:18 AM
    そういえば、ろだんさんの書評がないなあと思ったので、念のために見解をお伺いしました。

  • 本屋を覗いてみると、先日の平積みの山は塔の基礎になっていました
    向きを変えた本の束で四方を固め、中央はさらに高く積み上げられています
    増刷がなされれば、そのまま塔の階層が積み上がっていくことでしょう
    誰かが間違って崩すことがないよう、祈るばかりです

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