【日本国紀】百田尚樹氏が論点ずらしに躍起、モリカケ問題に比する自虐プレイを披露

『日本国紀』の何が一番の問題か?

『日本国紀』の問題点は何か?

と問われるならば、第一に無断転載、第二にそれが発覚したのに開き直る著者・編者・出版社の態度でしょうか。つまり「倫理面」の問題が最も重要です。

事実誤認箇所があるとか、ナショナリズムに過ぎるといった「内容面」に関する問題は本質ではないと思います。

というのも、内容的に正しくないものは遅かれ早かれ淘汰されます。

つくる会の初代会長・西尾幹二が著した大ベストセラー『国民の歴史』(1999)は、単行本だけで72万部以上も売れたそうですが、今から振り返れば一時の熱狂でしかなく、歴史の正しい理解に資さず、今ではほとんど忘れられた存在です。

『日本国紀』も遅かれ早かれ同じ運命をたどるでしょう。

そんなことは常識さえあれば誰の目から見ても明らかです。ですから「『日本国紀』が売れては困る!読まれたくない!」などと思っている人はほとんど存在しません。

私は『日本国紀』批判の中心的役割を果たしてきたという自負があり、同じく前衛に担ってきた仲間たちと頻繁に情報交換しています。しかし誰一人として「売れては困る!読まれたくない!」などと思っていません。

論点のすり替え①:中国共産党篇

このように無断転載、開き直りといった「倫理面」の反社会性から叩かれているにもかかわらず、それには一切回答せず、論点ずらしに。

中国共産党の機関紙から批判されたことを受けて、『日本国紀』をめぐる争いを「愛国」vs「売国・反日」という構造に落とし込めようとしています。

こういう安直な結論は、妄想であり願望に過ぎません。

というかコピペ問題で『日本国紀』を批判することが売国・反日だというのは滅茶苦茶でしょう。むしろコピペを平然とやってのけ、それがバレても開き直る『日本国紀』界隈のほうがよほど売国・反日です。

そして、中国共産党から批判されたことによって『日本国紀』の内容の真正性にお墨付きが与えられたと百田氏は解釈。しかもそれを妄信する信者が多数登場。

中国共産党が『日本国紀』を批判するのはイデオロギー的に当然のことであって、それ以上でもそれ以下でもないのですが(つまり、内容の真正性を問うものではない)、百田氏と信者達にとっては違う風景に見えるようです。

内容の是非ではなく、イデオロギーによって「正しさ」が決定されてしまう悪い例です。

論点のすり替え②:モリカケ篇

さらに百田氏は『日本国紀』問題を、モリカケに比する妙技を披露…。

モリカケでは散々「公文書改竄」問題が議論されましたね。

改版を明示せずに刷を重ねる度に「コッソリ改版」して内容を改竄していく『日本国紀』のスタイルは、まさにモリカケに通じものがあります。

しかしモリカケの時とは違って、『日本国紀』最大の問題である無断転載は、第三者の目から誰でも確認可能な問題なんですけどね。まして百田氏自身がコピペを認めているわけですし。

百田氏一流の自虐ネタでしょうか?

氏子たちの祝詞

この様に百田氏は「愛国vs売国・反日」だの「モリカケ」だの色々主張して、一生懸命に論点をずらして頑張っています。

冷静に考えれば論点ずらしでしかなく、論理的に崩壊しているのですが、それを妄信する氏子たちの祝詞にも同じくスゴいものがあります。

そんなわけないだろ(笑)

「歴史の事象」の意味が解りませんが、内容に関する批判も大量に出ています。それすら知らないのでしょうか?

いやいや、いわゆる「アンチ」の方が遥に細かく読んでいますよ…。

有田芳生氏と秦郁彦氏がコンビを組むというのはちょっとね(笑)。

というか、保守論壇で唯一信頼できる秦郁彦氏とバトルして百田氏が勝てるはずも無いので百田氏の方が出てこないでしょう。

このように百田氏が低レベルな論点ずらしを平然とする裏には、それを妄信してしまう氏子たちが多くいるという現実があります。

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11 件のコメント

  • >と問われるならば、第一に無断転載、第二にそれが発覚したのに開き直る著者・編者・出版社の態度でしょうか。つまり「倫理面」の問題が最も重要です。
    『日本国紀』の参考文献リストを作成して、著者・編者・出版社に提供する必要がありますねw
    それにしても、保守派が主張する道徳とは一体何なのか…

  • 私は「日本国紀」の内容を評価しませんが、「日本国紀」の影響力を評価しています。
    このサイトからもそれが読み取れます。

  • 論壇ネットさんは百田さんの言ったことを拡散しているとしか見えないです。
    動画を見て「そうだ、そうだ、百田さんのいう通りだ」となるのが99%の人です。
    津田大介氏は99%負けると言っています。

  • 秦さんと討論なんかさせちゃうと氏子さんらが「秦姓は中国由来…中共の手先だ!反日だ!」と騒ぐんだろなぁ…

    • 1月13日 4:36 PM匿名さんへ
      秦氏はユダヤからの渡来人で日本の基礎をつくりました。中国人ではないです。
      現在のウイグルにあるヤマトというところから来たと言われています。
      京都をつくったのは秦氏です。機織りはハタ織で秦氏です。日本酒をつくったのも秦氏です。
      八幡(ハタ)神社、稲荷神社、伊勢神宮などは秦氏がつくりました。
      秦氏は羽田、畑、波多などの他に全く「ハタ」のつかない苗字もあります。服部も秦氏です。

  • 自分が敵と勝手に識別している存在から批判されたら、自分たちは正しいことをやってるんだと自己肯定感を強めるとか、完全にカルト思考ですわ。もうはや正常な認識能力を完全に喪失している。

  • >中国共産党の機関紙から批判されたことを受けて、『日本国紀』をめぐる争いを「愛国」vs「売国・反日」という構造に落とし込めようとしています。
    百田氏には悪いけれど、『日本国紀』はそこまでの本じゃないなあ。売れているのは確かだけど。
    「戦後の日本は経済的に豊かにはなったが、GHQによって精神を破壊された」という言説一つとっても、「物質的には豊かにはなったが、精神的には貧しくなった」というありきたりの文明論を右派的に変化させただけだし。
    評価できるのは衒学的な単語をほとんど使用していないことくらいかな。

  • 記事の本旨からはそれるかもしれませんが、百田さんに関して妙に記憶に残っている一幕があります。
    百田さんが小説家として露出を増やしていく矢先のことだったと思いますが、「そこまで言って委員会」にゲスト出演していました。パネリスト席ではなく専門家枠としてモニター前に陣取り、なにやら威勢のいいことを述べ立てていたことでしょうが、その内容については覚えていません。
    しかし終わり近くになって、それまで黙って聞いていた田嶋陽子さんが「あなたは日本という国にどうなってほしいのか?」と質問しました。
    百田さんの回答は「日本には近隣諸国に舐められないような強い国になってほしい!」というものでした。
    それを受けた田嶋さんは「あまりにも幼い。子供じみている」という旨で苦言を呈されましたが、百田さんは「子供の言うことも強ちバカにできませんよ!」と、箸にも棒にも掛からぬようなことを得意満面で言いました。
    しかし他の出演者は百田さんを絶賛し、画面端のテロップまでもが「やはりタダモノじゃない!」と百田さんを称揚しました。そのとき感じた違和感が未だに脳裡から拭えません。
    以上は記憶を頼りに綴りましたので、どこかに間違いがあるかもしれません。しかし同番組はそれ以降も百田さんをVTR等で好意的に取り上げ続けたと記憶しておりますので、その行き着く先が「殉愛裁判」だったのは何とも言えぬ皮肉だと思います。
    思うに、百田さんがここまで肥大化した遠因に在阪メディアの過剰な持ち上げがあるはずです。そういった報道、番組制作の在り方についての論考も一読者として期待してます。

    • 貴重なご証言を拝読しました。
      「一生いち裏方」でも立派な人生でしたね。
      無論、パクりや子供っぽくい言い訳に走ってでも成り上がろうとするご仁には、無縁の人生観にせよ。

  • >第一に無断転載、第二にそれが発覚したのに開き直る著者・編者・出版社の態度でしょうか。
    率直にいって、このような人たちに「愛国」などを語って欲しくない。

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