【日本国紀】コピペの匿名告発ができるか監修者の所属大学に問い合わせてみた結果。

匿名の批判は受け付けない!と叫ぶ監修者(なお記名でも受け付けない模様)

『日本国紀』の監修・久野潤氏は、『日本国紀』の中で、コピペ問題について匿名者からの批判には一切答えないと宣言していました(参考記事)。

もし議論に付き合う価値があるとすれば、実名による論点明瞭な批判である。

百田尚樹『日本国紀』をコンナヒトタチに批判されたくない(iRONNA, 2019.1.6)

しかし既に、山本一郎氏の記名記事によるコピペ指摘もあるのに、これに答えていません(参考記事)。結局、都合の悪いことに答えたくないので適当な言い訳をしているだけなんですよね。

特にコピペ(剽窃、無断転載)は、第三者からもでも客観的に判断が可能なので、指摘自体が真正であれば匿名・記名の別は関係ないはず。

そこで空気も読まず、久野潤氏の所属する大阪観光大学に電話をして確かめてみました。

電凸

もちろんツイッター上とは異なり、極めて紳士的な口調で電話。

担当者:はい、こちら大阪観光大学です。
ろだん:あ、失礼いたします。この度は剽窃の研究不正を発見した場合の、御大学の対処について伺いたく電話させていただきました。
担当者A:ヒョウセツ?
ろだん:えー、つまり、無断転載、つまりコピペがあった場合です。このような研究不正を見つけた場合、御大学は匿名による通報を受け付けておりますでしょうか?
担当者A:少々お待ちください。担当できるものにおつなぎします。

さすがに研究不正の仔細について事務員が知っている筈もないため、担当者を俟つことに。

およそ10分後。

担当者B:お待たせしました。お電話かわりました。えー、当大学の教員が、コピペ、えー剽窃したということでしょうか?
ろだん:いえ、そういう意味ではなく、御大学に所属される教員の方が、コピペなどの問題が発覚した場合に、匿名による苦情は受け付けないし、回答もしないと理解し得る発言をしていました。
担当者B:ええ、なるほど。
ろだん:先のSTAP細胞の件でも明らかですが、普通、各種研究機関は匿名でもコピペなどの研究不正の告発が可能であるように記憶しています。御大学では異なる方針なのか確かめたく電話しました。
担当者B:少々お待ちください。……

結局、匿名でもOK

さらに5分ほど待つことに。そして、その最終的な回答は。

担当者B:お待たせしました。その告発を受理するかどうかは別として、告発の受付自体は匿名でも可能です。
ろだん:つまり匿名で告発しても、その告発内容が真正であれば、対応いただけるということでしょうか?
担当者B:例が少なくケース・バイ・ケースとなってしまいますが、内容を検討しての判断ということになると思います。
ろだん:では告発は匿名であっても可能で、内容が妥当であれば対処していただけるということですね?
担当者B:左様です。
ろだん:了解いたしました。ありがとうございました。

とのことです。

つまり、大阪観光大学では、剽窃(コピペ)の告発は匿名でも可能だということです。当然と言えば当然ですが…。

匿名からのコピペ(剽窃、無断転載)の指摘は受け付けないと言っていた久野氏は、大学教員としてちゃんと研究倫理に関する講習を受けているのでしょうか?

こういったアカデミックの常識を身につけない限り、保守論壇が「学問」という水準で相手にされないのは宿命でしょう。

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4 件のコメント

  • 久野先生としては、「やだやだ!コピペをスルーしても実名で顔が立つ様に指摘して、筆者の為に差し替えの代案も示してくれなくちゃやだ!」というご見解かも知れません。
    「左派論壇以外にコピペは適応されない、いいね?」「アッハイ」という遣り取りの方が、お気に召すかはさて置き。

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